02.怖い

怖いのです。


私は「貴方」を好きでいていいんだ。その気持ちには上下の区別も善悪もないのだ。
「…あなたが好き…」


★「怖い」が捨てられないのです。

そのせいで先に進めないのか、それが問題で私は駄目なのか、と


★『怖いものは怖いままでいい』『それも必要な感情である』―と、教えてもらいました。

「怖いものは怖い」…認めてあげたらほっとしました


★実はみんなすべてを知っていて、私を見て笑っているんじゃないかと思いました。

自分を信じたいのに、泣きたくなるのです


★それであっているのかわからないのです。

一度のチャンスですべてが失われるのかと怯えていたのです


★「何かを間違えたら失ってしまうのではないか」と、私は私を追い詰めました。

それでいて、<貴方>を試すような真似もしました


★私は「弱い自分」を受け入れられませんでした。

…それがはじまり


★ある日、『まだ戦いたいですか?』と目にしました。

…苦しい。怖い…
『―愛している―』
私は、「ずっとそこにいなくてもいいのだ」


★それを見捨ててしまうような気持ちで動けなかったのです。

もう、恐怖(それ)を感じていなくていいのだ。違う景色を見に行こう


★自分が積み上げた屍の上に立っているような気がするのです。

―死神が鎌を持って断罪に来るのかとすら思いました


★自分に全責任を負いたいのです。しかし、この身でさえ自由にはならないのです。

怖いのです。自分が、自分では無くなりそうで

★ ☆


「怖い」のです。それは「未知」でもあるからです
私の「ハジメテ」を…貴方と共に


「怖いのです。」
―おわり―
2022.07.11